転職でのキャリアデザインとキャリアプラン

転職においては、キャリアデザインとキャリアプランが重要視される。しかし、その2つの違いの理解はできているだろうか。キャリアデザインというのは、自分がこれからどのような仕事をしていくかを考え、独自のキャリアパスを思い描くことを指す。そして、具体的に次にどんな仕事をして、その後には何をするかということを決めていくことを指す。独自性を重視して自分だけの道を考えるところにキャリアデザインの意義があると言えるだろう。

一方、キャリアプランはキャリアデザインをしているかどうかにかかわらず、より具体性を持って綿密にどんなキャリア形成をするかを計画することだ。この職場ではこのスキルを3年後までに身につけて転職活動を開始し、次の職場はこのようなところを選んで5年以内に管理職になるなどといった形でキャリアプランを立てることになる。キャリアデザインがしっかりとしていればそれだけキャリアプランも細かく立てることが可能だ。

しかし、キャリアデザインの独自性があまりにも高くて事例が他にないという場合には具体的なプランを立てるのは困難になりがちである。この場合には大まかなキャリアパスを決めて、様子を見ながらキャリアプランの具体性を高めていくのが一般的だ。行き当たりばったりと言われてしまう場合もあるものの、適宜判断して良いタイミングで転職するということを心がけていると次第に自分の思い描いていたように仕事ができるようになるだろう。